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性器・口唇ヘルペスに有効なバルトレックスで治療

2019年10月15日

性器や口唇などに、小さな水ぶくれが複数発生する様子が観察されるようであれば、ヘルペスの可能性が高いといえます。
口唇や口の周り、性器や肛門周辺などに発生する水疱を引き起こすのは、単純ヘルペスウイルス(HSV)です。
HSVには口や顔面の三叉神経などに症状を引き起こすHSV1型と、性器や肛門周辺などに症状を引き起こすHSV2型の二種類があります。
ウイルスの種類は症状の発症箇所の違いだけでなく、感染に至るまでの経緯にも違いがあります。
主に口唇を含めた顔面に症状をもたらすHSV1型は、幼少期に両親の唾液への接触などを通じて体内にウイルスが移行し感染することが多いとされています。
初回感染時は無症状のことも多く、思春期以降の年齢になってから疲労時などにいわゆる”熱の華”として気付かれることが多いようです。
これに引き換え性器などの下半身に病変が生じるHSV2型は、思春期以後の性行為をきっかけに感染することが多い特徴があります。
初感染時には発熱があったり、水疱の数も多く、自壊して潰瘍を形成すると、強い痛みを自覚するなど症状が重症化する傾向があります。
性器ヘルペスは再発を繰り返すことが多いのですが、初回時に比較すると症状が軽くすむ特徴を持っています。

ところで、ウイルスは細菌のように自らたんぱく質を合成して独立して増殖することが出来ません。
そのため抗生物質は効果がないので抗ウイルス剤で治療する必要があります。
性器・口唇ヘルペスのいずれにも効果を発揮するのが、抗ウイルス剤のバルトレックスです。
バルトレックスは第二世代の抗ウイルス剤との名前があり、体内への移行性にすぐれているのが特徴です。
バルトレックスの有効成分はバラシクロビルです。
ウイルスは宿主の細胞にDNAを複製して転写する必要があります。
バルトレックスの有効成分バラシクロビルには、ウイルスのDNA複製を妨げる効果を持っているので、ヘルペスウイルスの増殖を抑制して病状の悪化を防ぎ、症状の速やかな回復を促します。
ヘルペスが再発したときは、できる限り早い段階でバルトレックスの服用を開始することで、速やかな病状の回復を期待できます。
バルトレックスは副作用が少なく安全性が高いヘルペス治療薬です。
稀ですが副作用には、頭痛や眠気などの意識症状や、吐き気・下痢などの消化器症状があります。
長期連用では肝機能や腎機能の数値の悪化なども稀に報告されています。