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妊娠中に性病に感染した場合は流産のリスクを高い

2019年12月10日

妊娠することと性病に罹患することの間には非常に大きな関係性を有していると評価して間違いありません。
妊娠とは精子と卵子が受精卵を形成し、子宮体部に着床し10カ月程度の期間をかけて胎児を母体内部で成長させて最終的に分娩して出産するまでの過程を意味しています。
この期間中、母体は胎児を成長させるために栄養分を十分摂取する必要に迫られるばかりか、胎児の生命を維持するために心臓や腎臓など体中の器官をフル活動する必要に迫られ、非常に大きなストレス下におかれることになるのです。
つまり妊娠とは健常な女性にあっても非常に大きな肉体的精神的負荷をもたらす期間ということができます。
ただでさえ母子ともに負荷が多いにもかかわらず、さらに何らかの疾病に罹患していれば安全に出産するまでの道程で大きなリスクを抱えることになるのは明白です。
妊娠中に性病に罹患することは、そのようなリスクの代表的なファクターと評価して間違いないといえます。
まず妊娠中に性病に罹患することで留意しなければならないのは、流産のリスクです。
流産とは受精卵が着床後短期間に十分な成長をみる前に、子宮から離脱することをいいます。
性病の影響で子宮内部の粘膜にダメージが及んでいれば、十分に胎盤を成長させることが出来ないため、胎児が成育する前に流産するのは十分想定されるところです。

仮に胎児が成長して出産のはこびになっても、分娩時には母子間で垂直感染のリスクがあります。
なぜなら胎児は出産時に産道を通過する必要がありますが、その際に性病の原因菌やウイルスを含んだ血液や体液などに暴露されることで、出生後まもなく性病に感染するリスクがあるからです。
成人であれば特に重篤な事態に発展することが少ない性病でも、生まれてまもなくの新生児では別です。
例えばヘルペスウイルスは新生児が感染すると喉の奥に乳頭腫とよばれるウイルス性のイボが多発し、窒息死するリスクが高くなります。
胎児や生まれてきた赤ちゃんへの影響を考えれば、妊娠中に性病が発覚した場合は十分な対策をとるべきです。
妊娠中でも治療が可能であれば積極的に選択し、原因菌の根絶をはかることができれば理想的です。
完治するための治療を完遂するのが困難ならば、出産時の感染を防止するために帝王切開を受けることを検討するなど、何らかの対策が必須になります。
妊娠中のリスクを想定すれば妊娠を予定する段階で、パートナーと一緒に性病検査を受けるのが賢明です。