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カンジダ症の治療薬の種類と作用について

2019年08月06日
錠剤とスプーンと葉

カンジダ菌は男女関係なく、皮膚や口腔粘膜や消化管粘膜に生息している常在菌の一種です。
一般的にカンジダ症は膣の炎症で発生する場合が多いのですが、膣は生理や下着等の摩擦など、外部の刺激要因に晒されている環境です。
生理前後では普段は弱酸性が弱アルカリ性に変化するなど、菌バランスが崩れる要素が多く存在しています。
また全身状態も大きな影響を与えており、特に免疫力の低下素因がカンジダ菌の異常増殖に拍車をかけるのです。
糖尿病やがんで化学療法剤を使用するなどが主なものですが、ストレスの蓄積に下着のムレなどの複合要因が重なって膣カンジダ症の発症を招いていることもあります。
男性では全身状態が悪化するなどの限られた条件下でしか発症しませんが、女性器との解剖学的特性が違うことも大きく影響しているようです。
いずれにせよ女性にとっては経験するリスクを常に抱えている膣カンジダ症については、外陰部のかゆみや発赤、性交痛やおりもの変化や増加がみられたときは速やかに治療薬で対処することが早期回復のポイントです。

膣カンジダ症の治療には、抗真菌薬の使用でカンジダ菌の異常増殖を抑制し、症状の沈静化を図ることにあります。
主にイミダゾール系の治療薬クロトリマゾールなどを配合したものを使用することが一般的です。
ただし治療箇所が膣であることから、軟膏タイプのカーネステンクリームや膣錠タイプのカーネステン膣錠、そして内服薬のフォルカンなどの投与方法が存在しているのが特徴です。

カーネステンクリームはエンペシドクリームとも呼ばれており、有効成分にクロトリマゾールを配合している膣カンジダ症の治療薬です。
発売以来40年以上の実績があり、カンジダに対する効果は90%以上とされています。
カーネステン膣錠はカーネステンクリームと同じ有効成分のクロトリマゾールを配合していますが、投与方法が特殊で、就寝前に錠剤を膣内部に留置しておくというものです。
膣内部で有効成分が溶け出し、直接カンジダ菌に殺菌作用を発揮します。
6日間の投与で90%近くの効果をみせたとされています。
炎症の程度が広汎で、カーネステンクリームでは有効な治療が困難な場合にも活躍する治療薬といえます。
フォルカンは日本初の内服タイプのカンジダ症治療薬のジフルカンのジェネリックです。
有効成分にフルコナゾールを配合しており80%程度の効果がみられています。
なお、カンジダ症治療薬は副作用が少ないとされていますが、アレルギー過敏症の体質の方は、副作用のリスクに注意するべきです。